デザイン思考が世界を変えるを読みました

 

デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

デザイン思考が世界を変える (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 名著らしいとの情報を得て読みました

難しい本でなかなか読み進められず。。

読む時読む時にそうそう!!そうそう!!!と逐一写メるのですが、なかなかこれは私には読み進めるの難しいぞ、、、、と思いググったところこんな動画が

 

筆者ティムブラウンのTED動画です

(本の内容がこれでだいたいわかる気がする!気がする

 

「デザイナーはもっと大きく考えるべきだ」

デザイナーの在りかたって本当その人の解釈によっていろいろだなあと思いますが、

ティムブラウンのいうような在りかたが、私も理想のデザイナーだな〜と思ってるなあと、思いました

 

UIデザイナーのためのSketch入門&実践ガイドを読みました

 Sketchのハウツー本を会社に買ってもらって読みました

UIデザイナーのための Sketch入門&実践ガイド

UIデザイナーのための Sketch入門&実践ガイド

 

 Sketchは主にアプリUIデザインのツールとして有名ですね

私は普段Photoshopでゴリゴリwebデザインをしてますがついにアプリ仕事が来た時に上司にSketchを買ってもらいました

みんなが使いやすいって言ってるし使いやすいんだろーと思ってましたが

Sketchって全編英語です

日本語は出てきません

そしてフォトショで慣れ親しんだショートカットは使えない

軽いってみんな言ってるのに重いぞ!?(これはのちに解決)

などなどで私には正直とっつきにくいツールでした

これをこうするにはどうすればという時にはググりの繰り返し

 

がついにこの本が出たんですね!

日本人による日本語のSketchハウツー本ですね

 

基本的なappUIを作る場合の見本となる手順をとっても丁寧に書いてくれてます。その見本のサンプルデータももらえます。手探りでやってる中でこれはありがたい

 

あとは大きい会社のデザイナさんなどのSketch使用感想や、UI界隈の人が実際どのツールを使ってるのか使ってないのかなどなどのアンケート結果も非常にわかりやすいグラフなどになって載ってます。仲間がいる!というのを感じなんかほっとするデータでした

 

Sketchこれからやるという人にも、今までなんとなく触ってやってきてるという人にもいんでないかなと思う内容でした

 

デザインってなんだろ?を読みました

 

デザインってなんだろ?

デザインってなんだろ?

 

 

とってもチャーミングな装丁です。冴え渡るようなイエローと、小ぶりだけど分厚いサイズ感や、読もうとするときにおっとなる仕掛け、オビの言葉など。親しみやすいようでいてアブノーマルな存在感を放っていています。

 

はじめに の部分を読んですぐに、ああこのかた好きだなあ、私と近い人だなあ、とシンパシーみたいなものを感じ、この本を読むときはまるで大切な友人と話すかのような気持ちでリラックスしていました。

 

中身はというとさながら美術史・デザイン史の教科書です。だけどとても読みやすい。口語調の教科書という感じです。色、レイアウト、ロゴ、装飾、表現、という具合に章が分かれています。それぞれに関するホモサピエンス〜現在〜これから先の未来の予測まで、美術デザインに関する世界史が、松田さんのゆたかな視点で紐解かれています。

学生時代にもデザイン世界史は授業があったので、出てくるキーワードはちらほら既に知っているものもありましたが、国によって色の認識の違いがとても異なっていること、産業革命が美術に与えた影響の大きさや、日本の文化はかなり独自路線だった、など知らなかった面白いことがたくさんありました。(授業を真面目に聞いてなかったのもあると思いますが)

人間と美術がどんな風に絡み合ってきたのか、そのおおきな流れを知ることで、今私たちが生きているこの時代の美術・デザインも、その大きな流線の1点に過ぎないのだな。。。と新鮮な感覚になりました。そして、私たち美術畑のなかまはずーっと遠い昔から確かにいたのだということを感じてなんとなく嬉しいような気持ちになりました。

 

日々のデザイン業務では、どんなレイアウト、フォント、文字サイズ、色、装飾がベストなのか、根拠を持って選択することの繰り返しです。デザイン・美術の歴史の知識を持つことで、業務そのものに直接的にではないけれども、裏打ちの裏打ちのように、より根っこの部分で私たちデザイナーを支えてくれるような気がします。そばにお守りのように置いておきたくなる、やわらかくあたたかい一冊でした。

 

センスは知識からはじまる を読みました

水野学さんの本はアマゾンで高評価のものをいくつも目にしてきたので読んどいたほうがいいかなあと数年頭の片隅にあり続け、ついに1冊読んでみました。自分の頭の中の整理をかねて振り返ります。

 

センスは知識からはじまる

センスは知識からはじまる

 

 

センスいいね、センスあるね、私はセンスがないもので、などが会話の中で出てくるシーンはたまにあります。それは相手を立てる言葉であったり、仕事の中で潤滑油になったりもします。だけど「センス」とは具体的にどういうものの事をいうのか?

私は「デザイン」「アート」という言葉を目や耳にするとき、その言葉がどのような意味合いで扱われそこに登場したのか過敏に反応してしまう癖があります。この2つも「センス」と同じくふわふわした認識のまま使用されがちな言葉です。一人一人にそういうキーワードはあるのかも?

水野さんも書かれていますが、「センス」=先天的な才能のようなものとして使われることがほとんどです。そんなふわふわとした言葉の意味を水野さんが具体的に整理して定義してくれています。

センスとは、たくさんの知識を仕入れて、それらを自分の中で咀嚼、整理して築かれるもの。そして仕入れる知識で大事なことは、「ふつう」を知ること。それはいいものも悪いものも知ること。王道から流行まで知ること。

 

私の中での「デザイン」と水野さんのいう「センス」はとても近いものかもという発見!自分の頭の中だけで考えていた部分が、すみずみまで言葉になって綺麗に整理整頓されたようで気持ちよかったです。だよねだよねと我が物顔で頷きながら読みました。

あとオビの水色が何度見ても気持ちよい。清潔な本でした。

 

センスは膨大な知識を収集・取捨選択等をなす事、という風に言うと、めちゃくちゃ理詰めであるように捉えられてしまいそうですが

得た知識(その中には歴史、ストーリーなどがあって)のパワーをひとつひとつ確かめていくという作業は、とてもロマンチックな時間なのではないかなと思います。